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淫の館
第8章 火の躾

痛いことをされるのが許せるわけではないが、蝋を垂らすこと、それの後始末をすることが、館主様の愛の形であると感じられた。
「さあ、降りて、部屋で体を拭きなさい。
もうすぐ夕げになるから。」
抱いて欲しい。直接肌に触れて欲しい。
私の淫欲が滲み出てきていた。
前儀だけで行為をしないsexのようだ。
でも、私は言葉にすることは出来なかった。
翻したように態度を変えて欲しがって、はしたないと思われたくなかった。
「はい。」
それだけ返事をして着物で前を隠すようにして部屋に戻る。
部屋には温かい湯の入った桶と、柔らかいガーゼの手拭いが用意されていた。
私はそれを絞って体を拭い綺麗にした。

