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淫の館
第8章 火の躾

コンコン…コンコン…
次に館主様の指がクリに被る蝋をノックした。
まるで卵を叩いて中身を確認するように…
もどかしい感触に私は疼いていた。
ペリッ…
ようやく剥がされて空気に晒される。
館主様がじっと見つめて何も言わないので恥ずかしくなった。
「こっちはどうなっているだろうか…」
最後に残された大きな塊に手を掛けられる。
封印が解かれる。
ベリッ…
「ああっ…凄いな…蜜が沢山溢れ出ている。」
恥ずかしいのに気持ちいい。いや恥ずかしいのが気持ちいいのかもしれない。
館主様は剥がした蝋の内側と、さらに蜜が溢れ出る入り口とをずっと交互に見つめていた。

