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淫の館
第11章 金の躾
ずっと尾てい骨の付近ばかりにチクチクと刺される。
『生殖機能と性感を高めるツボ』があると館主様が初日に言っていたのを思い出す。
ツボ…
「鍼の施術を受けたことがあるか?」
「いいえ。」
「仰向けになりなさい。金の躾…金属を用いた躾だ。
今日は鍼だ。それと少し毛が伸びてきたから、また剃刀を当てよう。」
坊主頭が気に入ったわけではない。
でも数ミリ伸びた坊主頭はチクチクしていたし、どうせ外に出ることはない。
館主様がしたいのなら構わないと思った。