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淫の館
第11章 金の躾

「そのまま口を開けて、舌を出しなさい。」

えっ…

「舌にも打ってあげよう。大丈夫だ、そんなに痛くないから、ピアスするものもいるだろう?」

は…はい…

痛くないことはないだろう。恐る恐る舌を出した。

館主様が左手にゴム手袋を填めた。

「滑るからな。掴むぞ。」

口から出たところを掴まれる。見えるところに鍼の先が向けられるのも怖かった。

プツッ…

うぅっ…

プツッ…

先端とその脇に3本刺された。

うううっ…うううっ…

思ったほど痛くはないが、やはり他のところより敏感だった。
それに喋れない。

口を開いたまま舌を出している情けない顔を、館主様は満足気に見ていた。

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