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淫の館
第13章 日の躾
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しばらくはベッドにごろりとしていたけれど、眠いわけでもなく、障子を開けて庭を見た。
弟子や女たちが、庭で本を読んだり、運動をしている。
中には話をしている者もいた。
本当に休みのようでそれぞれが思い思いの行動をしていた。
私もあの中に入れるだろうか、試練の間に行き鉄格子を開けるが鍵がかかっていた。
次の者が来るまで下の身分だとして、館を自由に往き来できるのはいつなのだろう。
曜日の躾はいつまで行われるのだろう。
ハチさんが部屋に来るよう言っていたから、そのうち自由になるはずだが、それがいつで、どのようにして許されるのか、
やはり全ては館主様次第なのだろう。
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