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第15章 火の躾 二週目

館主様は私がﾓｼﾞﾓｼﾞしながら堪えている姿を笑って見て、次の艾の用意をしている。

｢さて敏感な所にも置いていこうか。｣

ｷｭｯｷｭと摘まんだ艾が胸のてっぺんの尖りを隠すように置かれた。

｢そんな…熱いに決まってます。｣

｢それはどうかな？｣

館主様はニヤニヤして火を点ける。

炎はないが、艾から煙が上がり燻りながら黒く焦げていくのが見えた。

世俗を焼き尽くしたあの豪火とは違い、静かな燃焼。
でもどうしてもそれを医療行為ではなく性的なものと受け止めてしまう。

こんもりとうず高く積まれた山の中腹辺りまで焼け焦げている。

中にある私の頂がどこまであるのか…

直接触れられるより細やかに意識してしまっていた。