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淫の館
第16章 水の躾 2週目

館主様の視線を避けて拳に戻せば、思考は胎内にあるものに向けられる。
造りものとはいえ、これだけの質量のものを挿入れるのは久しぶり、いや此処にきて初めてだった。
今まで躾に使われてきたものは、手作りの自然のものが多く、道具と呼べるものだったが、いかにも既製品の器具を使うのは珍しい。
これは、館主様からの褒美、もしくは、嫌な躾を堪えるために与えられたものなのだと感じた。
そしてそれは動かないのだが、水流に負けて私が揺れてしまっているのか、たまに内壁を擽ってくる。
ソフトシリコンで造られたそれの圧迫感は、まるで本物のように思われた。

