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淫の館
第16章 水の躾 2週目

ゆらゆら揺れているのを館主様がじっと観察してくる。

恥ずかしい。
ああ、私は苦しみながらもしっかり快楽を貪る女なのだと館主様はご存知だったのだ。

私の側面から覗きこむ館主様から視線を反らす。
視界の縁で館主様がにっこり微笑んだのが見えた。


全ては館主様の手中にある。
私は諦めて遠慮なく貪ることにした。


ズリュッ…ズリュッ…

模型も体も水も一体となって動き、そんな音を立てているのだろう。

館主様には聞こえないだろうが、そんな振動と波動を受け止めて私は揺れる。

ついには息が続かなくなりゴボッと最後の気泡を吐き出すが、館主様はニコニコ眺めているだけだった。


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