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淫の館
第16章 水の躾 2週目

しかし、すぐさまそれは取り除かれる。息継ぎ程度にしか与えられなかった。
また、息を止めて、堪えられなくなったら少しずつ吐いていく。
不安で…もう館主様から目を離すことは出来なかった。
水中でしっかり目を開けて館主様を見つめる。
館主様もじっと私を見ていて、視線を反らすことはない。
相思相愛の恋人のように、無言で互いを見つめている。
私は助けてくれるタイミングを伝えようという不純なものだったが、館主様は単に水槽の生き物を観察するためのようで、ガラスを貫く強い視線は、私の体を這い回っていた。

