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淫の館
第1章 入館までの流れ 初日

こうして言い出せないまま事は進んでいく。
私は弛い女なのだ。
そう自分を蔑んでいく。

割り切ってしまえば、体は相応分の見返りを求めて快楽に流される。

ナカにある男の象(かたち)を確かめようと蠢いた。

ミチミチと胎内を拡げる感覚にナカが締め付けるように動く。

ゆっくりと挿し込まれた男のモノが、コツリと奥の壁に当たった。

はぁあっ…

一杯に満たされた充足感に思わず男に抱き付きたくなって、手を天井にあげる。

男が私のさまよう手首を掴み自分の肩を掴むように促してきた。

そのぶん男の体が密着して、男が私の膝裏を抱えて深く挿入ってきた。
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