この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
淫の館
第21章 炎

「さて、体調は大丈夫か?」
「はい、すみませんでした。」
「まあ、心と体が最後の悪あがきをしているんだ。仕方ない。
だが、この躾が最後の躾だ。乗り越えるんだな。」
石畳は用意されておらず、代わりに大きな一人がけの籐椅子が置かれていた。
「これに逆さまに乗るんだ。足を上に、背中を座面に当てて…」
椅子に近付こうとすると、
『もちろん裸でだ。』
館主様が言い足したので着物を脱いでいく。
背もたれに対面するように体育座りになったが、その先どうしたらよいかわからなかった。

