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淫の館
第21章 炎
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「さあ、始めようか。」
館主様がおっしゃるが丸まった姿勢で、自分の胸と下腹部しか見えなかった。
館主様が近づいてきて、手に持っているものが見えるように翳される。
太く大きな赤い蝋燭、
自由の女神が持つトーチのように、握り手の上が大きく競りでていて、その上はソフトクリームのように捻りがあり尖っていた。
やはり火の躾なんだ。
知っているものでホッとしたが、火がつけられると蝋が捻りの谷間を伝って握り手にすぐに流れ落ちる。
それを館主様が傾けて、太ももや脚に垂らしてきた。
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