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淫の館
第2章 2回目の逢瀬
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翌朝、早々にパソコンを立ち上げると、チャットに書き込みがあった。
ちょうど初回から1週間あとになる明日、ホテルのURLと部屋番号と時刻が記載されていた。
前回より遠い場所だった。
そして男からのメッセージもあった。
『この前より、もっと気持ちよくして差し上げます。
貴女をもっと開放させて幸せにしてあげましょう。
そのためのお願いです。今から会うまでの1日ちょっと、禁欲してください。
一人で気持ちいいことをしないで、明日、極上の快感を迎えましょう。』
魅力的な言葉だった。
奴隷として飼う話は一切なく、あれは、私がM性があると男が決めつけて、プレイの一貫としてした話なのだろうと解釈した。
そして、文面を見ながら、思わず初回の快感を思い起こし、早速胸に向かっていた手を引っ込めた。
別に男に従う必要もないし、見られているわけでもないのだけれど、禁欲した分快感が増すだろうと思ったのだ。
男に待ち合わせ場所と時間を了解した旨を伝えるだけの文面を打ち込む。
それだけで明日を想像して蜜が溢れた。
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