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淫の館
第21章 炎

あああっ…いくっ…っあ…
「それは良くないな、イク時は一緒だ。」
館主様はあと少しというところで火を吹き消して取り去ってしまったのだ。
パン…パン…
柏手が打たれる。
「準備が整った。今から襲名の儀を執り行う。」
パタパタと足音がして人が集まる。
数人がかりで椅子から剥がされ担ぎ上げられ、すぐさま台に括りつけられた。
『襲名の儀』とは何が行われるのだろう。
仰向けに括りつけられて天井を見ていたが、弟子たち、さらには女性たちも全員集められたようだ。
そして儀式だからか、弟子たちも白い着物に白い帯をしていて、館主様も今着替えたのか、白い着物になっていた。

