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淫の館
第21章 炎
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台に手足だけでなく、胴体も何ヵ所も縛り付けられる。
しかもいつもの台とは違い、脚の部分が股下から分かれて開くようになっている。
同様に手を乗せた部分も横に開かれ、私は文字通り大の字にされた。
何人かが道具を持って入ってきたようだったけど、頭まで押さえられていて、何だかはわからなかった。
『襲名の儀』
名の通り名前を貰えるのだろうか、そしてとうとう一員として認められるのだろうか。
物音立てずに動く人達、静まり返った試練の間に、厳かな儀式なのだと思う。
私だけ裸で大の字になり恥を晒していたけれど、
館の人間に成れる喜びで、既に蜜が溢れ出していた。
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