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淫の館
第21章 炎

「ここに新しい女が名を持って生まれる。皆も新しい女を迎え入れるのだ。」

「かしこまりました。」

部屋中の人間が一糸乱れず返事した。
そして頭を押さえる弟子たちによって、押さえられたまま顎を引くように抱えあげられ足元を見る姿勢にさせられた。

館主様は一度両手を天に翳して空を見上げる。
すると女性二人が館主様の帯を解き、はらりと着物の合わせが開いた。

館主様の中心は既に天を仰いでいて、女性たちは離れていった。
館主様は根元を握り切っ先を私にあてがってくる。

蝋責めだけでびっしょり濡らした私は開いて館主様を受け入れようとしていた。


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