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淫の館
第2章 2回目の逢瀬
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男が立ち上がったのが映ったのを見ると同時に後ろから抱き締められていた。
「そう、貴女は今、死んで、そして生まれ変わるのです。」
っはっ…いやぁ…
私を抱き締めた男の手に縄があるのが映り、男が冷たい笑みを浮かべた顔をして、私の体から首をかしげて鏡を覗き込んでいた。
一瞬で身体が凍り付くように寒気を感じ、咄嗟に逃げることが出来なかった。
瞬く間に男の手の縄が私の胸の上を通り、腕を纏めたまま縛られていた。
やっ…やめてください…
振り向こうとしたら、男がしゃがみ、足首を括るように縛る。
やめて…やめてください…
「ふふっ…ちょっと悪戯な人妻は死んだのです。
そして、縛られた筈の身体は開放されて淫乱さが滲み出るのです。」
男が立ち上がり、私の手首を合わせて、しっかりと何重にも縄を巻いて縛っていく。
そして鏡越しでなく、直接私の顔を覗いて、笑いながら言った。
『開放』…チャットで告げられたキーワードに、私はこれがプレイなのだと思い、男の表情を探る。
「暴れても痛いだけですよ。じっとしていれば、綺麗な仕上がりになります。」
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