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淫の館
第22章 誇りと咎め
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躾に関しては日課表以外の予定は明かされない。
過程や構想なども語られない。
自分がどうなるのか知りたいと思うのは当たり前だが、それを知って私が身構えることを館主様は嫌うのだと思う。
ありのままの自分で館主様や躾や業と接し、私の内にある淫だけを炙り出し煮詰めていく。
そんな作業の過程にいるのだと理解していた。
食事を終えると担当により膳が下げられ、館主様と共に逢瀬の間に移動した。
館主様がベッドに横たわり声を掛けられた。
「タエ、食後のデザートにしようか。ベッドに上がりなさい。」
館主様にポンポンと場所を示され、私はベッドに上がって正座した。
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