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淫の館
第22章 誇りと咎め
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コンコン…
「タエです。」
「ああ、早く入りなさい。」
入ればダイニングテーブルに既に二人分の膳が置かれていて、一つずれたところに館主様が座っていて、何やら紙に書き込んでいた。
「失礼します。」
館主様は書いていたものをライティングディスクに置いて席に着かれた。
食事は皆と同じもの、部屋の広さは多少違うものの、長だからといって贅沢をしている訳ではない。
弟子たちが反発もせず館主様に従うのはこの人のこういう所を見ているからだろう。
「いただきます。」
挨拶をして食事をする。
料理の話をしながら…
淫の館…
注ぐべき全ての時間を淫に掛ける館…
ここの一員になる。
それが私の目標…
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