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淫の館
第22章 誇りと咎め
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縛ったりしなくても、太陽さんの望むとおりにするのに……
太陽さんがベット脇に来て、私の肘とベットの頭側の足とを縄で繋ぐ。
こんなことしなくても抵抗しないのに。
そう思いながらも恐怖で震えていたようだ。
「怖いか?」
首を縦に振るべきか、横に振るべきか迷って太陽さんを見つめる。
「怯えているな。そんな顔をしても俺を喜ばすだけだぞ。」
言いながら、太陽さんは私の視界から消えた。
ウグゥ…
訳が分からぬまま、着物の裾が開かれ捲り上げられ、裾ですっぽり頭まで隠される。逆に下半身は開脚したまま丸裸になったはず。
ここの生活に慣れすぎて、麻痺していた感情を取り戻した。
怖い、犯される。
いつしか私は涙していた。
だけど叫ばない、抵抗しない。
我慢していればいつか終わるから、、
大人しくしていれば乱暴はされない。
この館の中で、館主様のものである私は、殺されるはずがない。
そう信じて呼吸を整えた。
太陽さんは、私の足の間に座っているのだろうか、体温を感じるがどこにも触れてこない。
いや、私の中心をじっと見ているのではないか?
着物に包まれてこちらからは見えないのに、視線を感じた。
数分、無言の時間がとても長く感じたが、剥き出しにされた恥ずかしい場所をじっと見ているようだ。
「随分いやらしいものをくわえてるな。」
感情の読めない声が聞こえる。
やっぱりじっと見られている。
「そんなにこの道具がいいのか?」
館主様にあつらえられたものを悪いという必要はないし、黙っていろと言われたので返事をしなかった。
ぅあああっ……
錘を持って引っ張られたのか、いきなりグリップが引き抜かれた。
凹凸に抉られて快感が走ったが、なるべく声が出ないように堪えた。
「マンコがパックリ開いてるよ。締まりのいいマンコにするためにハメてたんだろ?
しっかり絞めてみろ。」
太陽さんは私にというより、ポッカリ空いた穴に向かって喋っているようだ。
人の下(しも)、家畜、
名前をもらい、女と呼ばれて、また私は傲っていたのではないか?
下腹部とお尻に力を入れて、入り口を絞めるように意識する。
「そうだ、だらしない口が少しすぼまったぞ。」
息を吐き、吸って力を入れて吐きながら更に力を入れた。
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