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淫の館
第22章 誇りと咎め
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ゆっくりと私の形を味わうように抜けていき、全て抜き去られ、太陽さんの形を覚え込ませるようにゆっくりと挿入ってきては、奥をグチュグチュと掻き回す。
動けず見えず喋れずに、そこ以外はどこも触れ合わずにゆっくりと往復が続く。
私の感覚はそこ一点に集中し、そこだけで太陽さんを味わおうとうねっていた。
「レイプされても感じるんだな、タエは。」
太陽さんが離れていき、ガラガラと音がする。
そして頭に被された着物の裾が取り除かれ、タオルの猿轡も外された。
「太陽さん、昨日来れなかったことを怒ってらっしゃるなら、ごめんなさい。」
「そんなんじゃねぇよ。無理矢理犯して楽しんでいるだけだ。
つべこべ言わず前の鏡でも見ておけ。」
音のした方をみるとヘッドボードが鏡になっていて、ベットに括られた女が後ろから犯されている。
男の姿は胸元までしか見えず、ベットに手をついたまま腰を動かしていた。
「誰彼構わず股を開いて、男に好きにされる女って安い女だと思わないか?」
確かに太陽さんとは、口での奉仕の時に自室で会ったきりで、あまり会話もなかったはず。
務めとはいえ、抱かれることに慣れすぎてしまっている。
愛されたい、愛しいという気持ちも薄れ、ただ体を提供すれば快感がもらえると麻痺している。
憎んでいた館主様に愛されたいと思いつつも、誰に抱かれても悦ぶ体。
そう思いつつも、この仕打ちにさえも私は感じてしまっているのだ。
あああぁ……それでも気持ちいいんです。
「そんなにいいか?」
また、太陽さんが奥を捏ねる。
ああっ、ああっ、いい、いくぅう……
「仕方ないな。」
太陽さんが呆れたように笑い私の奥ではぜた。
あああぁ…出てるっ、出てるぅ、
恐怖から一気に登り詰めて気をやった。
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