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淫の館
第22章 誇りと咎め
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まじまじと見られているんじゃない。
太陽さんは私に黙らされて、犯す相手を見ているんだ。もっと、もっと、私でヨクなって私を満たして。
私は腰を前後左右に振って、蹴延びする。
揺れる乳房に太陽さんの視線を感じるが、彼はそこに手を伸ばすことも出来ない。
私でヨクなって、私のナカに熱を放出して。
念を込めるように願って欲を貪る。
無言の責めに追い立てられながら、自分がヨクなっていく。そうすると太陽さんの嵩と硬度が増していくのをひたすら貪る。
「あああっ…あああっ…太陽さんの熱いのちょうだいっ……」
遂に言葉にしてしまう。
太陽さんがフッと嗤い、手綱を離して腕を伸ばす。
急に、腰と乳房を握られて、更に自由になった脚がベットから浮くほど突き上げられた。
ああっ、いくっ…いくっ…太陽さんのちょうだいっ…
びりびりと快感に貫かれながら、ナカに熱い迸りを浴びた。
あああぁあ………
脳髄まで迸りを浴びたように熱くなる。
そこでまた私の視界は暗転した。
「タエ、起きて。次の部屋に案内するから。」
優しい太陽さんの声に驚いて気付いた。
今度は全身を引き揚げられて、太陽さんに全体重を預けて寝かせられていた。
「据え膳喰わぬは男の恥って言うだろ?」
ポツリと太陽さんが話し出すので顔を上げて表情を窺う。
少し照れたような太陽さんが話し続ける。
「ここは正に据え膳だらけだ。当たり前に女が体を開き、更にはかしづいて奉仕してくる。
何か飽和しすぎると、男の支配欲とか薄れるんだよね。いつでも食えるご馳走に飽きるというか。
だから、レイプとか、ここにない非日常のシチュエーションをお膳立てするんだよ。
自分を奮い起たせるためにね。」
夫婦の倦怠期と似た感覚だろうか、突然始まった太陽さんの奇行の理由が説明された。
そして体を綺麗に拭われ、グリップをナカに戻される。
そういえば、クリキャップは外されないまま何度も達したのを思い出した。
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