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色絵
第7章 満開

悲しくて涙が出た。


「今日は随分良かったよ。シャワー浴びるから寝てていいよ。」

心の疲れから主人が寝室を出たあとワタシは直ぐに寝てしまった。

朝早く目覚め、シャワーを浴びる。中のモノを掻き出した。自分で触れたことのない部分…

でもあの男の子供を身籠りたくなくて掻き出す。
今更遅いのはわかっていても、そうしないと気持ちが収まらなかった。

先生を知らずに平凡な生活を送っていたほうが幸せだったか?

それは違う。
女の悦びを、愛のあるsexを知らない不幸に気づかずにいる幸せなんて色がない。


「先生と先に巡り合えれば良かった…」

シャワーを最大にし、水音に隠れて嗚咽しながら体を洗った。


今日は画材を買いに行く日、そう先生と繋がることを考えて、此処では過ごそう。

料理も先生に食べてもらうと思って愛情を込めよう。
此処の仮住まいの生活は、先生との大事な時間のための準備の場所。

買い物のことを思い、気分を取り直してバスルームを出た。



画材コーナーに行く。
先生から教えていただいた物を探す。


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