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色絵
第8章 情画

谷間で作られた結び目の端が上に引かれ、左右に分かれ、首の後ろで結ばれる。

その端が引かれ、クッションに寄りかかり仰け反る姿勢になる。
端が下に引かれ、手首を縛った帯締めに通して結ばれた。

下向きで突き出た乳房が、起き上がってもおかしく突き出ていた。

「綺麗です。
この姿に興奮する僕は異常ですね。」

首を横に振ると、縄目に引かれ、乳房と手が動く。

っ…

キツく縛られていないので、痛くはないが釣り上げられた乳房に快感が走る。

先生の腰の辺りが肩に当たり、中心が硬く象られているのが判る。

「次は、両足を持ち上げて、座面に足を掛けなさい。」

先生は今までもポーズを命令調に言われることがあったが、何故か声の抑揚がいつもと違う。
本当に興奮していらっしゃるのが判る。

そしてワタシの体も何時になく昂っていた。
愛おしさから、命令に従うのか、淫らな体がそれを悦ぶのか、
ワタシの性癖でもあるのだろう。
主従関係に服従し、辱しめられることに興奮する。

足を座面にあげる。

「貴女は判っていてそうするのですか?
それはわざと誘っているのですか?
それとも叱られることを期待してるのですか?」
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