この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
色絵
第4章 色付け

「では、りんごを筆で描く練習をしますよ。」

色紙と筆が用意されたテーブルにつく。

「筆使いから練習しましょう。」

先生から絵の具を付けた筆が渡される。
ワタシが筆を握ると先生の手がワタシの手に重なる。

色紙の脇に置いた左手にも重ねられる。

ワタシの肩越しに先生が色紙を見るので、二人羽織よりも先生に覆い被されていた。

先生の声が耳元を震わせ、ワタシの体は芯から沸騰する。

「力を抜いて筆を優しく握って…」

ワタシの体は違う緊張で強張っていて、先生の声に余計に力が入る。


ぽんっ
先生に肩を叩かれる。

ふぅ
反射的に出たため息で力が抜ける。


すうぅぅ…

その瞬間に先生が筆を下ろし紙に線が引かれた。

縦、横、円と一通りの筆使いや、二色が筆に混ざっているときの筆の捻り方を、重ねられた先生の手から直に教わる。

ドキドキしていた心臓もだんだん落ち着いてきた。

「やはり貴女は筋がいいしセンスもある。すぐに上達しますよ。」

そういって先生の手が離れていった。

そのあと一人で練習し、しばらくすると色の作り方を教わる。

/385ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ