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アナザーストーリー【快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体】特別編
第4章 父と連れ子だった兄
そして兄は父親が、オレは母親に引き取られる形で二人は別れた。

そして海外出張の多い父は、兄を親戚の家に預け、兄は中学を卒業と同時に母国のコロンビアに戻ったらしい。
オレにしてみれば、複雑な心境だ。

腹違いとは言え、兄がいたなんて初耳だ。

ずっと一人っ子だと思っていたオレに兄がいた…

そんな事を聞かされれば、益々父親や兄に会ってみたい、

そして今何をしているのか、この目で確かめたい。

母親はオレに何不自由なく育ててくれた、水商売の仕事をしてくれる事で、貧乏な思いをさせられた事は無かった。

その点に関しては感謝している。


だが、母親の性の対象として扱われいた事も事実だ。

毎朝オレの布団に潜り込み、朝勃ちしているオレの肉棒を咥え、反応を見て喜んでいる。

オレは思春期に目覚め、オナニーを覚え始めの年頃だ。

母親の口と手であっという間にイカされてしまう。

そして何食わぬ顔で互いにテーブルで向き合い朝食を食べる。

どうしてそんなに何事も無かったかのような顔をしてられるんだ?

ここにいたら何もかもがおかしくなってくる、そんな事が頭の中をよぎった。

こんな事を繰り返しているうちに、オレは中学3年生になり、

進路を決めなければならない時期に差し掛かった。

そして三者面談の時、母親は学校に現れた。

しかも涼しげな青を基調とした着物姿に結い上げた髪。

「おい、あれお前の母ちゃんじゃないか?スゲー綺麗だな!」

そんな事を言う同級生がいる程、他の母親に比べ、母親は際立っていた。

和風な顔立ちを引き立たせる装いでオレと共に教室に入っていった。
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