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アナザーストーリー【快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体】特別編
第5章 早く父の居場所を見つけないと…
母親は和服姿で礼儀正しく先生に深々と頭を下げた。
席に座り、開口一番
「先生、家の息子はどこの学校に行けるのか全く把握しておりません。ただこれはあくまでも私個人の考えですが、この子の学力だと、可もなく、不可もないような学校に行くんじゃないかと思ってます。
それならば、私の子は高校なんかに行かなくてもいいというのが私の考えでございます」
母親は毅然とした口調で、先生の目を見据えてキッパリと言い切った。
「ま、まあ、お母様の考えもわかりました。ただ、可もなく、不可もない学校と仰いますが、古賀くんの学力ならば今からでも進学校に入学できる実力は十分にあります」
先生は母親の申し出に戸惑いつつも、義務的に述べた。
「で、古賀くんはどこの高校に行くつもりなのかな?」
「特に何も決めてません。行ける高校があれば、それが公立校でも、私立校でもどちらでも構いません」
「亮輔、中途半端な学校に行くなら高校に行くのはお止めなさい。あなたはそんな学校に行っても何もあなたの為にならないのよ」
「ま、まあまあお母様、ここは古賀くんの言うことも尊重してあげましょう。それに高校に行かないでどうするおつもりですか?」
席に座り、開口一番
「先生、家の息子はどこの学校に行けるのか全く把握しておりません。ただこれはあくまでも私個人の考えですが、この子の学力だと、可もなく、不可もないような学校に行くんじゃないかと思ってます。
それならば、私の子は高校なんかに行かなくてもいいというのが私の考えでございます」
母親は毅然とした口調で、先生の目を見据えてキッパリと言い切った。
「ま、まあ、お母様の考えもわかりました。ただ、可もなく、不可もない学校と仰いますが、古賀くんの学力ならば今からでも進学校に入学できる実力は十分にあります」
先生は母親の申し出に戸惑いつつも、義務的に述べた。
「で、古賀くんはどこの高校に行くつもりなのかな?」
「特に何も決めてません。行ける高校があれば、それが公立校でも、私立校でもどちらでも構いません」
「亮輔、中途半端な学校に行くなら高校に行くのはお止めなさい。あなたはそんな学校に行っても何もあなたの為にならないのよ」
「ま、まあまあお母様、ここは古賀くんの言うことも尊重してあげましょう。それに高校に行かないでどうするおつもりですか?」