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アナザーストーリー【快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体】特別編
第35章 邂逅
今日の試合の勝利でまたKINGDOMからオファーがあるだろう。
関係者達もカズの鮮やかな一本勝ちを称え、今後の日本格闘界を担う存在になってくれ、と激励された。
どんどん遠い存在になってしまったなぁカズは…
オレもカズの様に何かで注目を浴びたいもんだ、そんな事を思いながら自宅のマンション前に着くとおじさんのベンツが停まっていた。
急用ってまさか母親との用事?
その割には何かせわしなく立ち去ったけど、母親との間にトラブルでもあったのだろうか…
オレはエレベーターに乗り、玄関前で鍵を開けるのを躊躇った。
…まさかおじさんと母親が中で抱き合ってたらどうしよう、もしそうだとしたらオレはどうすればいいのやら…
おじさんと母親は愛人関係だという事は幼い頃から知っている。
パトロンでもあるし、クラブの資金を出してくれる程の人物だ。
オレと母親との関係とは別におじさんと今でも肌を合わせているのだろうか。
何だか変な胸騒ぎがした。
オレは玄関のドアを開けずに踵を返し、またエレベーターに乗ってマンションを出た。
行くアテも無いが、おじさんが帰るまでどこかで時間でも潰そう、そう思い駅前の繁華街をブラブラしていた。
関係者達もカズの鮮やかな一本勝ちを称え、今後の日本格闘界を担う存在になってくれ、と激励された。
どんどん遠い存在になってしまったなぁカズは…
オレもカズの様に何かで注目を浴びたいもんだ、そんな事を思いながら自宅のマンション前に着くとおじさんのベンツが停まっていた。
急用ってまさか母親との用事?
その割には何かせわしなく立ち去ったけど、母親との間にトラブルでもあったのだろうか…
オレはエレベーターに乗り、玄関前で鍵を開けるのを躊躇った。
…まさかおじさんと母親が中で抱き合ってたらどうしよう、もしそうだとしたらオレはどうすればいいのやら…
おじさんと母親は愛人関係だという事は幼い頃から知っている。
パトロンでもあるし、クラブの資金を出してくれる程の人物だ。
オレと母親との関係とは別におじさんと今でも肌を合わせているのだろうか。
何だか変な胸騒ぎがした。
オレは玄関のドアを開けずに踵を返し、またエレベーターに乗ってマンションを出た。
行くアテも無いが、おじさんが帰るまでどこかで時間でも潰そう、そう思い駅前の繁華街をブラブラしていた。