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アナザーストーリー【快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体】特別編
第45章 サイコな殺人事件
呆れたような面してヒロトは大盛りのカレーを食べていた。

呆れるのはこっちだ。よくもまぁ、そんな量を食えるもんだ。

「で、ニュースってどんなん?」

大した事じゃないのは分かっているが、一応聞いてみた。

「お前たまにはニュースぐらい観ろよなぁ。昨日、都内で殺人事件があったんだけど、殺され方がかなりヤバいんだよ」

ヤバい?

「殺人事件?どんな殺され方?」

ヒロトは水を飲み、大盛りだったカレーが既に半分以上食べ終えている。

コイツの食欲と体重の方がかなりヤバいだろ…

「場所はここからそれほど離れていない結構大きな家の中で3人の死体が発見されたんだけど、3人とも、身体中の関節という関節が外されて、首には絞められた跡があって、一人は頸椎がへし折られてたって言ってたぞ」

身体中の関節を全て外されたって…

「それ、格闘技やってるヤツじゃなきゃ出来ないだろ?それにしても全ての関節を外すって、かなりイカれた犯行だな」

昨日そんなニュースが大々的に報じられていたのか…

「だろ?ニュースでも、柔道とか柔術、総合格闘技の経験者じゃないかって、わざわざ格闘技の専門家がコメントしてたけど、それにしてもどうやって家の中にいた3人全員の関節を外して殺すんだろ」

オレやヒロトは一応格闘技の経験者だ。

だが、ヒロトの言うように、一度に3人の関節を外して最後に絞殺するなんて、いくら格闘技の経験者でも、そんな芸当は出来ないはず。

「そんなもんだから、近所の格闘技をやってるジムを片っ端から調べてるみたいだぜ、警察は」

随分と酷い殺し方をするもんだ。

だが、オレはヒロトからその事を言われてもあくまでも対岸の火事のようにしか思えず、ふーん、そうなんだ、ぐらいにしか感じなかった。
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