この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
アナザーストーリー【快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体】特別編
第48章 ドタキャン
そして夕方になり、今日の講義は終了した。だが思いもよらない事が起こった。


楓からのLINEだ。


【ゴメンねm(__)m今日スッカリ合コンがあるのを忘れてて、さっき思い出したの、ホントにゴメンね(ごめんなさいのスタンプ)】

…は?マジで?合コン?

「…マジかよ?何で土壇場で合コンなんて思い出すんだよ」

オレは思わず声を上げてしまった。

周りの人達が一斉にオレを見た。

ヤベッ、チョー恥ずかしい。

しかし何だこの肩透かしを食らった感は。

合コンある日を忘れるか、フツー?

…あ、それとも口実かもしれない。

オレと会うのがイヤだから断る為に合コンと言ったのかもしれない。

一気に身体の力が抜けた感じだ…

さっきまであれこれ頭の中でシミュレーションしていたオレはバカか?

返事を返すのが面倒になってきた。

【合コンあるの?じゃまた次の機会で】

シカトするワケにはいかないから、一応返事した。

すぐに既読の表示が付いたが、返信が無い。

「こりゃ、フラれたかもな…」

ボソッと呟き、重い足取りで真っ直ぐ家に帰った。

「おかえり、ん?どうしたの?」

母親はオレのどんよりとした表情を見て、何かあったのか聞いてきた。

…何でいつもいつも部屋で裸みたいな格好してんだよ!

普通の母親ならこんなもん身に付けてるのか、っていう程のデザインで、しかも必ずスケスケなランジェリーだ。

刺激的な格好だが、今のオレにはその格好をして部屋をウロウロしている母親にイラッとした。


「もう、いい加減服着たらどうなんだよ!いくら部屋の中だからって、そんな格好でウロウロすんなよ、みっともない!」

オレは母親に八つ当たりするように怒鳴り、自分の部屋にこもった。

「ったく…これじゃもうLINEしづらいじゃねえかよ…」

オレはスマホを床にポイっと放り投げ、ベッドで仰向けになった。

何なんだ一体?

勝手に盛り上がって、受かれてドキドキして、挙げ句にドタキャンって…

もう疲れた…

オレはその日、夕飯を食べずに翌朝まで寝た。

目が覚めて、昨日の事を思い出した。

学校行きたくねえな…

オレは初めてズル休みをした。

/266ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ