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アナザーストーリー【快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体】特別編
第2章 母との禁じられた関係
オレは物心ついた頃から父親という存在は無かった。


オレの名は古賀亮輔(こがりょうすけ)

大学二年生のハタチ。


母親の名前は千尋(ちひろ)。

幼い頃のオレは母親と築数十年経つ2DKのアパートで過ごした。


オレを育てる為だろうか、母親は水商売に身を投じた。

幼い頃のオレは夜間の託児所へ預けられていた。


その間、母親は仕事が終わると、

部屋に男を連れ込んで帰ってくるようになった。


何度か襖だけで仕切られていた部屋で寝ていると、

男女の喘ぎ声が否が応でも聞こえてくる。


母親は見知らぬ男を相手に快楽に耽っていた。


オレは寝たフリをしながら、襖をそっと開け、

母親が男に抱かれ、悦んでいる場面を

幾度となく目の当たりにした。


今思えば、随分とふしだらな母親である…

だが、当時は何の事か分からず、

見てはいけないものを見てしまったと思い、そっと襖を閉じた。


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