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アナザーストーリー【快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体】特別編
第11章 自分で何をしたのか解っているのかっ!

翌日、オレは退院した。
病院にはおじさんと母親が付いてきた。
車の中でおじさんは母親に暫くの間、オレとは別々で暮らすようにと言った。
「どうして?何故、亮輔と別に暮らさなきゃならないの?それに入院した時だって真っ先に私の所に連絡を入れないで沢渡さんの所に連絡するなんて…亮輔、何でお母さんに何も言ってくれないの!」
助手席で母親は一気に捲し立てた。
「いい加減にしろ!今まで何をやってきたのか、自分の胸に手を当てて考えてみろ!それが母親のやる事か!」
ハンドルを握りながらおじさんは母親を一喝した。
「…うぅ」
母親は何も言えなかった。
「いいか、お前と亮輔くんは今後別々に暮らす事に決めた。私が仕事で使っているホテルに亮輔くんを住まわせるつもりだ。
…お前は母親失格だ!恥を知れ!」
母親は顔を覆うようにして泣き出した。
「…どうしても、どうしても亮輔をあの学校に行かせたくなくて…私、亮輔が段々と手が届かないような存在になってしまいそうだと思って…」
後部座席でオレは母親の言い分を黙って聞いていた。
これじゃ歪んだ親子の愛情だ…
病院にはおじさんと母親が付いてきた。
車の中でおじさんは母親に暫くの間、オレとは別々で暮らすようにと言った。
「どうして?何故、亮輔と別に暮らさなきゃならないの?それに入院した時だって真っ先に私の所に連絡を入れないで沢渡さんの所に連絡するなんて…亮輔、何でお母さんに何も言ってくれないの!」
助手席で母親は一気に捲し立てた。
「いい加減にしろ!今まで何をやってきたのか、自分の胸に手を当てて考えてみろ!それが母親のやる事か!」
ハンドルを握りながらおじさんは母親を一喝した。
「…うぅ」
母親は何も言えなかった。
「いいか、お前と亮輔くんは今後別々に暮らす事に決めた。私が仕事で使っているホテルに亮輔くんを住まわせるつもりだ。
…お前は母親失格だ!恥を知れ!」
母親は顔を覆うようにして泣き出した。
「…どうしても、どうしても亮輔をあの学校に行かせたくなくて…私、亮輔が段々と手が届かないような存在になってしまいそうだと思って…」
後部座席でオレは母親の言い分を黙って聞いていた。
これじゃ歪んだ親子の愛情だ…

