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アナザーストーリー【快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体】特別編
第16章 謎の人物、宇棚繁

食堂は休みでも食堂の隅にある、電子レンジや流しは学生は自由に使えるみたいだ。
食料のほとんどはカップラーメンやレトルト食品で、日持ちする物ばかりを買い込んだ。
再び寮まで送ってくれて、オレはいっぱい買い込んだ食料を手にし、おじさんと別れた。
「亮輔くん、これからは見知らぬ人達と一緒に生活するんだ。くれぐれも問題だけは起こすなよ。それとお母さんの事だが…
ああ見えてお母さんは亮輔くんがいなくなるから淋しいんだ。毎日とは言わない、せめて週に1度ぐらい連絡してあげて欲しいんだ、私からも頼む」
…まぁ、連絡ぐらいなら、オレはおじさんの言葉に頷いた。
「じゃ、元気でな。しっかり勉強して皆と仲良くやるんだぞ!」
「はい、おじさんも元気で」
おじさんは運転席で手を振って走り去っていった。
そうだ、これからは共同生活なんだ、どんなヤツらと一緒になるんだろう?
期待と不安が入り交じった。
オレは誰もいない寮の中を少し見て回り、自分の部屋に戻った。
あれ?誰かいるぞ!
後ろ姿でよく判らないが、坊主頭で床に座りながらスマホを弄っている。
「あの、もしかしてここの部屋の人?」
オレは恐る恐る尋ねた。
その男はこちらを向き、満面の笑みでデカイ声で挨拶した
「私、宇棚繁(うだなしげる)言います。
18才で静岡から来ました!静岡はサーカー大国です」
…へ?18才?
18で高1かよ?なんだよ、この円柱みたいな頭にメガネをかけた背の小さなヤツは…高校生というより、落語家みたいなツラしてやがる。
しかし、サーカー大国って何だろう?
…もしかして、サッカー大国って事じゃ?
それにしても声のデカイヤツだ。
…これがさっき言ってた、あるルームメイトの事だ…
食料のほとんどはカップラーメンやレトルト食品で、日持ちする物ばかりを買い込んだ。
再び寮まで送ってくれて、オレはいっぱい買い込んだ食料を手にし、おじさんと別れた。
「亮輔くん、これからは見知らぬ人達と一緒に生活するんだ。くれぐれも問題だけは起こすなよ。それとお母さんの事だが…
ああ見えてお母さんは亮輔くんがいなくなるから淋しいんだ。毎日とは言わない、せめて週に1度ぐらい連絡してあげて欲しいんだ、私からも頼む」
…まぁ、連絡ぐらいなら、オレはおじさんの言葉に頷いた。
「じゃ、元気でな。しっかり勉強して皆と仲良くやるんだぞ!」
「はい、おじさんも元気で」
おじさんは運転席で手を振って走り去っていった。
そうだ、これからは共同生活なんだ、どんなヤツらと一緒になるんだろう?
期待と不安が入り交じった。
オレは誰もいない寮の中を少し見て回り、自分の部屋に戻った。
あれ?誰かいるぞ!
後ろ姿でよく判らないが、坊主頭で床に座りながらスマホを弄っている。
「あの、もしかしてここの部屋の人?」
オレは恐る恐る尋ねた。
その男はこちらを向き、満面の笑みでデカイ声で挨拶した
「私、宇棚繁(うだなしげる)言います。
18才で静岡から来ました!静岡はサーカー大国です」
…へ?18才?
18で高1かよ?なんだよ、この円柱みたいな頭にメガネをかけた背の小さなヤツは…高校生というより、落語家みたいなツラしてやがる。
しかし、サーカー大国って何だろう?
…もしかして、サッカー大国って事じゃ?
それにしても声のデカイヤツだ。
…これがさっき言ってた、あるルームメイトの事だ…

