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アナザーストーリー【快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体】特別編
第19章 寮長に聞いてみよう

ヒロトが怒るのも無理もない。
「う、うん。もしかしたら特別な待遇なのかな…」
カズは自分のベッドで横になり、授業中寝ていたせいか、遅れを取り戻そうとする為、教科書を開いていた。
特別な待遇か…
でもそれっておかしいだろ、だって皆規則に従って3年間ここで暮らしているんだぞ、アイツだけ特別扱いなのか?
「どうする、もうすぐ夕飯の時間だぞ。また寮長に言ってみるか?」
今朝みたいにもう一度寮長に言って何とかしてもらいたい程だ。
「無理だろ、寮長でさえアイツの行動を黙認してるみたいだし」
確かにヒロトの言う通りだな。
「ど、どっか空いてる部屋って無いのかな?」
カズは教科書を読みながら話をしている。
そんなんでよく頭に入るな、器用なヤツだ…
ただオレたちはホントにあの男に振り回されっぱなしだ。
「こうなりゃオレたちで駅前にあるネカフェで寝泊まりするか?」
ヤケクソでオレは言ってみた。
ホントはそうしたいのだが、何せ規則はうるさい。
「それかアイツを追い出すしかないのかもな…」
「…」
ヒロトの言葉にオレとカズは無言になった。
出来ればそうしたい、でもそれは不可能だろう。
「そういえばさぁ」
クローゼットの扉を閉め、ヒロトが何かを思い出したかのように話を続けた。
「今の二年生や三年生もアイツと一緒に寮生活してたって事になるよな?」
「う、うん。もしかしたら特別な待遇なのかな…」
カズは自分のベッドで横になり、授業中寝ていたせいか、遅れを取り戻そうとする為、教科書を開いていた。
特別な待遇か…
でもそれっておかしいだろ、だって皆規則に従って3年間ここで暮らしているんだぞ、アイツだけ特別扱いなのか?
「どうする、もうすぐ夕飯の時間だぞ。また寮長に言ってみるか?」
今朝みたいにもう一度寮長に言って何とかしてもらいたい程だ。
「無理だろ、寮長でさえアイツの行動を黙認してるみたいだし」
確かにヒロトの言う通りだな。
「ど、どっか空いてる部屋って無いのかな?」
カズは教科書を読みながら話をしている。
そんなんでよく頭に入るな、器用なヤツだ…
ただオレたちはホントにあの男に振り回されっぱなしだ。
「こうなりゃオレたちで駅前にあるネカフェで寝泊まりするか?」
ヤケクソでオレは言ってみた。
ホントはそうしたいのだが、何せ規則はうるさい。
「それかアイツを追い出すしかないのかもな…」
「…」
ヒロトの言葉にオレとカズは無言になった。
出来ればそうしたい、でもそれは不可能だろう。
「そういえばさぁ」
クローゼットの扉を閉め、ヒロトが何かを思い出したかのように話を続けた。
「今の二年生や三年生もアイツと一緒に寮生活してたって事になるよな?」

