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アナザーストーリー【快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体】特別編
第19章 寮長に聞いてみよう
放課後になり、オレたちは寮に戻った。

宇棚は部屋に戻ってきてないみたいだ。


「どうする、これから?」

オレたち部屋の床に座って、ヒロトとカズに聞いてみた。

「もう無理!絶対に無理!いくら言っても口ばかりだけで何1つ聞いちゃいないぞ、あの男は」

ヒロトは宇棚のベッドにある枕を掴み、壁に叩きつけた。


「うん…無理だな。あのスマホの明かりがちょうどこっちに向いてるから、眩しくて寝られないよ」

部屋は二段ベッドが2列になって、オレは宇棚の上で寝て、反対側のベッドではカズが下で寝てヒロトは上で寝ている。

宇棚とカズは部屋を挟んで両サイドの二段ベッドの下で寝ているのだが、消灯時間になっても一向に寝る気配は無く、とにかく一晩中スマホを弄ってる。

そのスマホの明かりがちょうどカズが寝ている側に向けている為、その明かりが眩しくて眠りの妨げになる。

カズだけじゃない、オレも宇棚の上で寝ているが、とにかく動く度にベッドがギシギシして、挙げ句にはベッドから抜け出し、荷物を置いてあるクローゼットを開けて、ガチャガチャと音を立ててうるさい。

オレたちは夜中にトイレに行く時でさえ、なるべく音を立てずにベッドから起きて用を足すのだが、宇棚はオレたちが寝ていようがお構い無しにドタドタとうるさい。

「アイツに出てってもらおうか」

ホントに出てってもらいたい、寮生活という意味を理解してない感じだ。

「寮長もアイツに関しては何も言わないしなぁ。何かあるのかな、アイツは」


ヒロトはそう言ってクローゼットを開けた。
そこには宇棚の荷物というより、カップラーメンやスナック菓子が山積みになっていた。

「こんなもんばっか食ってやがって!これ全部処分してやろうか!」


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