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第3章 シーン　3

　こんな事を考えている事を大輔は知らない。あたしは嘘つきだ。大輔には本当の自分の気持ちを言ってはいない。でもそれは言っても大輔は苦しむだけだろうと思うから。あたしはあたしでどうすれば大輔が一番喜ぶかを考えている。そのためには黙っていたほうが良い事もあると思う。
　今日風間さんが来る事を認めてそれを許したのも大輔で、今日どう言う形で進めるか考えたのも大輔だ。それがどう進むかは風間さんの反応次第という事もあるのだけれど、その時はその時だと言う大輔の言葉はあたしを楽にしてくれた。
　本当はこんなことしたくない。大輔にはそう言っている。内心は、ちょっとわくわくしている。風間さんのペニスを思い浮かべて、既に少し濡れ始めていた。