この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
身代わりの王妃~おさな妻~続・後宮悲歌【후궁 비가】
第14章 第三話 【観玉寺の廃妃】  祭りの夜
「また泣かせてしまったな。今し方、二度とそなたを泣かせたりはしないと誓ったばかりなのに」
 ユンが笑いながら言い、袖から手巾を取り出し、そっと明姫の涙を拭った。
「二人きりなら唇を使えるが、流石にここでは人眼があるし、まずい」
「旦那さまったら」
 明姫が笑うと、ユンは頷いた。
「そうだ、そなたには笑顔がいちばん似合う」
 ところで、と、ユンが意味深な視線をくれた。
「何を祈っていたのだ。私が来た時、そなたはこれまで見たことがないくらいに熱心に祈っていた。あれを聞かぬことには、どうにも気持ちが落ち着かなくて困る」
/1905ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ