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身代わりの王妃~おさな妻~続・後宮悲歌【후궁 비가】
第14章 第三話 【観玉寺の廃妃】  祭りの夜
「話がまた元に戻りましたね」
 明姫は笑い、ユンを見上げた。月光に濡れた黒曜石の瞳が煌めいている。このまま見つめていれば、魂ごと引き込まれ永遠に絡め取られてしまいそうだ。ユンはこの時、無意識の中に思った。
 いや、自分は既にこの女に魂を奪われ、溺れてしまっている。今更、それを否定しても意味がないし、否定しようとも思わない。明姫は心傾ける―明姫の実のある人柄を思えば、傾けるというよりは心を預けるといった方がふさわしいかもしれない―に値する女だ。
「御仏はちゃんと私の願いを聞き届けて下さいました」
「一体、何を願ったんだ?」
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