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身代わりの王妃~おさな妻~続・後宮悲歌【후궁 비가】
第14章 第三話 【観玉寺の廃妃】 祭りの夜
「そなたに言うべきではないかもしれないが、王女には可哀想なことをした。今も時々、王女が生きていればと詮ないことを考えるときがある」
死んで生まれた我が子は、眠っているとしか思えないような安らかな顔をしていた。曺昭容はいつまでも赤児を腕に抱きしめて離さず、葬儀も出せない状態であった。それをユンが傍で優しく宥め、曺昭容の腕から赤児を抱き取ったのだ。
絹の産着にくるまれた小さな王女は王自らが小さな棺に入れ、赤児ながら国王の第一王女の格式をもって盛大な葬儀をあげて見送られた。
棺が出る瞬間まで、曺昭容は号泣し、棺に取り縋って離れない。そのときもユンが話しかけて引き離したのだった。
死んで生まれた我が子は、眠っているとしか思えないような安らかな顔をしていた。曺昭容はいつまでも赤児を腕に抱きしめて離さず、葬儀も出せない状態であった。それをユンが傍で優しく宥め、曺昭容の腕から赤児を抱き取ったのだ。
絹の産着にくるまれた小さな王女は王自らが小さな棺に入れ、赤児ながら国王の第一王女の格式をもって盛大な葬儀をあげて見送られた。
棺が出る瞬間まで、曺昭容は号泣し、棺に取り縋って離れない。そのときもユンが話しかけて引き離したのだった。