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身代わりの王妃~おさな妻~続・後宮悲歌【후궁 비가】
第14章 第三話 【観玉寺の廃妃】  祭りの夜
 後は言葉にはせずに訴えた。
―それでも、私をいわれのない理由で辱めるというのなら、存分になされませ。 
 明姫の声なき声をユンは正しく理解したようである。
「まったく強情な」
 軽く舌打ちを聞かせたかと思うと、明姫の身体をまるで赤児をあやすかのように優しく揺すり上げる。大股を開いた格好のまましっかりと抱き直され、更に大きく脚を裂かれた。
「これでも、まだ意地が張れるか?」
 言葉とともに与えれたのは、蜜壺に挿し入れられた三本の指とユン自身であった。
「ううっ」
 明姫の身体が鞠のように幾度も弾み、揺れた。
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