この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
身代わりの王妃~おさな妻~続・後宮悲歌【후궁 비가】
第15章 第三話 【観玉寺の廃妃】  再生
「さっきは何をしようとしていたのだ?」 
 改めて問われ、明姫は悪戯っぽい笑みを浮かべた。
「ご覧になっていたら、お判りでしょう」
「おい、何だか言葉遣いが全然違うぞ」
 明姫は艶やかに微笑んだ。
「少しだけ、ほんの少し昔に戻ってみたかったのです」
 私が女官で、あなたが集賢殿の学者、ただの若者ユンであったあの頃に。
 明姫は続きは言葉に出さず、飲み込んだ。
 しかし、彼なら明姫の言葉に出さない想いをちゃんと判ってくれたはず。明姫とユンのまなざしが暗闇の中、交わり合う。夜空の色と同じ彼の深い瞳の中に、明姫は自分の想いが確かに彼に伝わったことを悟った。
/1905ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ