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身代わりの王妃~おさな妻~続・後宮悲歌【후궁 비가】
第15章 第三話 【観玉寺の廃妃】  再生
「残念なことに、私が四つのときにお亡くなりになってしまった。だから、正直、お祖母さまの記憶は殆どない。でも、たった一つだけ憶えていることがある」
 ユンは微笑み、愛おしそうにしだれ桜を見上げた。
「私が三つくらいだったのだと思う。庭園にある桜の下でお祖母さまに遊んで頂いた。その日も今日のように桜の花びらが一面雪のように散り敷いていた。私はせっせと花びらを拾い集め、お祖母さまがそれを糸に通して首飾りを作って下さった。私はそれが無性に嬉しくて、首にかけてはしゃぎ回り、お祖母さまは愉しそうに、そんな私を眺めておいでだったよ」
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