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身代わりの王妃~おさな妻~続・後宮悲歌【후궁 비가】
第15章 第三話 【観玉寺の廃妃】 再生
王妃に命じられた尚宮はユンの大切な首飾りを取り上げた。ユンが取られまいと必死に押さえたため、糸が切れて花びらは、ばらばらに散ってしまった。
「私は泣いたよ。泣きながら、無残にちぎれた首飾りを庭に埋めた。お祖母さまと二人で首飾りを作った桜の樹の下に泣きながら首飾りを葬ったんだ。子ども心に、せめて花の咲いていた場所に埋めてやりたいと思ったのだろうな」
ユンが小さな息を吐いた。
「お祖母さまと母上は最後まで相容れなかった。私にとっては、お二人とも大切な人だ。どちらがどうとは言えない立場だが、できることなら、仲良くして欲しかったよ」
「私は泣いたよ。泣きながら、無残にちぎれた首飾りを庭に埋めた。お祖母さまと二人で首飾りを作った桜の樹の下に泣きながら首飾りを葬ったんだ。子ども心に、せめて花の咲いていた場所に埋めてやりたいと思ったのだろうな」
ユンが小さな息を吐いた。
「お祖母さまと母上は最後まで相容れなかった。私にとっては、お二人とも大切な人だ。どちらがどうとは言えない立場だが、できることなら、仲良くして欲しかったよ」