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身代わりの王妃~おさな妻~続・後宮悲歌【후궁 비가】
第2章 第一話 【桜草】 戸惑いと、ときめきと
―呆れたもんだ、こんなにたくさんの本を何だって一度に買い込むんだ?
ソンドンは心底呆れ果てたように首を振りながらも、荷物を持つのに手を貸してくれた。
「―それが彼との始まりだったんだ」
ユンは聞いている明姫が妬きたくなるほど愛おしげに語った。
縁というのは不思議なものだ。ソンドンは何と宮廷に仕える武官であった。それも捕盗庁の下官である。共に宮廷に仕えている官吏ということで、二人はすぐに意気投合して親しくなった。
「マルはソンドンの息子で、ソルさんは父親。ソギョンは奥さんだよ」
「そう―だったの」
ソンドンは心底呆れ果てたように首を振りながらも、荷物を持つのに手を貸してくれた。
「―それが彼との始まりだったんだ」
ユンは聞いている明姫が妬きたくなるほど愛おしげに語った。
縁というのは不思議なものだ。ソンドンは何と宮廷に仕える武官であった。それも捕盗庁の下官である。共に宮廷に仕えている官吏ということで、二人はすぐに意気投合して親しくなった。
「マルはソンドンの息子で、ソルさんは父親。ソギョンは奥さんだよ」
「そう―だったの」