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身代わりの王妃~おさな妻~続・後宮悲歌【후궁 비가】
第16章 第四話 【永遠の少女】 愛しき者
その数日後、いつものように王のお渡りがあるとの先触れが届いた。夕刻、少し早めの夕餉を済ませた後、明姫はヒャンダンの介添えで湯浴みを済ませる。薔薇の花びらを浮かべた湯船に浸かった明姫の白い身体をヒャンダンはこれでもかというほど丹念に磨き上げ、仕上げに香油を塗り込む。
その上から白い夜着を着せかけられ、更にうっすらと化粧を施されて支度が完了となる。いつもは後頭部で一つに纏めた長い漆黒の髪を横で一つに編んで垂らした姿に白い夜着を纏う。まさに可憐な白鷺が川辺に舞い降りた風情か、ひっそりと開いた白百合のようだ。
その上から白い夜着を着せかけられ、更にうっすらと化粧を施されて支度が完了となる。いつもは後頭部で一つに纏めた長い漆黒の髪を横で一つに編んで垂らした姿に白い夜着を纏う。まさに可憐な白鷺が川辺に舞い降りた風情か、ひっそりと開いた白百合のようだ。