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身代わりの王妃~おさな妻~続・後宮悲歌【후궁 비가】
第17章 第四話 【永遠の少女】 波乱
「和嬪さま、いかがなさいました?」
ヒャンダンが訝しげに言い、近寄ってくる。明姫はただ茫然と手のひらに載せたそれを見つめていた。
「これは―針ではありませんか、和嬪さま」
ヒャンダンの顔から見る間に血の気が引いていった。
「一体、何ものの仕業でしょう。畏れ多くも和嬪さまの召し上がる御膳に針を仕込むなどと」
ヒャンダンは蒼褪めたまま、強い口調で言った。
「もう、これは見過ごしにはできません。和嬪さまが何と仰せになろうとも、私は国王殿下に事の子細をご報告します」
ヒャンダンが訝しげに言い、近寄ってくる。明姫はただ茫然と手のひらに載せたそれを見つめていた。
「これは―針ではありませんか、和嬪さま」
ヒャンダンの顔から見る間に血の気が引いていった。
「一体、何ものの仕業でしょう。畏れ多くも和嬪さまの召し上がる御膳に針を仕込むなどと」
ヒャンダンは蒼褪めたまま、強い口調で言った。
「もう、これは見過ごしにはできません。和嬪さまが何と仰せになろうとも、私は国王殿下に事の子細をご報告します」