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身代わりの王妃~おさな妻~続・後宮悲歌【후궁 비가】
第17章 第四話 【永遠の少女】 波乱
明姫はヒャンダンの肩に頬を寄せ、囁いた。
「私が何より辛いのは、死ぬことではなく、誰かが私の存在を消し去りたいと思うほど、その人に憎まれているということよ」
その瞬間、明姫の瞼には様々な人の貌が浮かんでは消えた。大妃、ユンの側室たち。明姫の存在をこの世から永遠に抹殺したいと願う人間なら、この他にもたくさんいるだろう。
だが、何故、我が身がここまで憎まれねばならないのか。それが明姫には判らない。ただユンに出逢い、彼を心底から愛し、彼もまた明姫を愛しいと言ってくれた。それの何が悪くて、いけないのだろうか。
「私が何より辛いのは、死ぬことではなく、誰かが私の存在を消し去りたいと思うほど、その人に憎まれているということよ」
その瞬間、明姫の瞼には様々な人の貌が浮かんでは消えた。大妃、ユンの側室たち。明姫の存在をこの世から永遠に抹殺したいと願う人間なら、この他にもたくさんいるだろう。
だが、何故、我が身がここまで憎まれねばならないのか。それが明姫には判らない。ただユンに出逢い、彼を心底から愛し、彼もまた明姫を愛しいと言ってくれた。それの何が悪くて、いけないのだろうか。