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身代わりの王妃~おさな妻~続・後宮悲歌【후궁 비가】
第18章 第四話 【永遠の少女】 謀(はかりごと)
しかし、問題なのはそこではない。小花は言わば、犠牲になったのだ。明姫の代わりに恐らくは毒を食まされて。
これは恐らく警告ではないかと、ヒャンダンは言った。
―警告?
物騒な科白に眉をひそめたユンに対して、ヒャンダンは表情も変えず淡々と話した。
―申し上げるのも怖ろしいことですが、相手が今回殺したかったのは小花ではありせん。恐らく、敵の最終的な標的は和嬪さまかと思われます。相手は和嬪さまに身を慎め、もしくは分をわきまえろと言いたかったのでは?
―身を慎め? しかし、明姫が一体、何をしたというのだ?
これは恐らく警告ではないかと、ヒャンダンは言った。
―警告?
物騒な科白に眉をひそめたユンに対して、ヒャンダンは表情も変えず淡々と話した。
―申し上げるのも怖ろしいことですが、相手が今回殺したかったのは小花ではありせん。恐らく、敵の最終的な標的は和嬪さまかと思われます。相手は和嬪さまに身を慎め、もしくは分をわきまえろと言いたかったのでは?
―身を慎め? しかし、明姫が一体、何をしたというのだ?