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身代わりの王妃~おさな妻~続・後宮悲歌【후궁 비가】
第20章 第四話 【永遠の少女】 永遠に理解し得ぬ二人
せめて最後に、どうしても解り合えないというのなら、彼のためにこれだけは言っておきたい。
「殿下は大妃さまの愛情をずっと欲しがっておいででした」
もっと直截にいえば、ユンは母を恋しがっていた。だからこそ、六年前、出逢ってまもない明姫に膝枕を要求したり、いまだに子が母に甘えるように膝枕を求めてきたりするのではないか。
ユンのあの行動は、母の愛情を求めて止まない彼の心の裏返しであった。
「殿下は大妃さまの愛情をずっと欲しがっておいででした」
もっと直截にいえば、ユンは母を恋しがっていた。だからこそ、六年前、出逢ってまもない明姫に膝枕を要求したり、いまだに子が母に甘えるように膝枕を求めてきたりするのではないか。
ユンのあの行動は、母の愛情を求めて止まない彼の心の裏返しであった。