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身代わりの王妃~おさな妻~続・後宮悲歌【후궁 비가】
第20章 第四話 【永遠の少女】 永遠に理解し得ぬ二人
 明姫の陣痛はある程度まで強くなったところで弱くなり、止まった。依然として断続的に腹部や腰に鈍い痛みはあるものの、お産は完全に脚踏み状態になった。
 産科医たちが集まって話し合った末、とにかく陣痛が緩やかなものにとどまっている間に明姫に十分な休養と滋養のつくものを取らせ、失った体力を取り戻させようということになった。
 しかし、陣痛がまったく消えたわけではないのだから、このまま放置しておくのはまずい。胎児が衰弱してしまう恐れもある。何日か様子を見て陣痛が再び強くならなければ、明姫の体力の回復を待って、陣痛を強くする薬を処方するという方針がとられることになった。
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